日本の城を学ぶ
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石垣と堀

お城の土台となる「石垣」。お城の周りに掘られている「堀」。ほとんどのお城にこの石垣か堀のどちらか又は両方があります。

まず、石垣についてですが、石垣はお城の基礎部分とお城の防御面の二つの役割を持っています。お城を建てるには広い土地が必要です。しかし防御の観点から攻められやすい平野部などにお城を建てれません。攻められにくい山の上や丘の上に建てられるのですが、そうなると面積が足りずお城を建てられないため、石垣を組んで面積を広くします。

また、石垣を作ることによってお城を高い位置に建てることができます。高いところ建てることによって、敵のお城への侵入を防ぐことができます。

堀も敵や動物の侵入を防ぐために造られます。堀の中には幅が100メートル以上のものや、水深が10メートル以上のものもあります。

人間だと泳いで渡ることもできますが、泳いでる最中に弓矢で狙い撃ちにされます。また、泳ぎきっても石垣があるのでお城への侵入は出来ないようになっていました。