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日本有数の姫路城

現存する城の中でも最大クラスの規模を誇るのが姫路城である。世界遺産にも指定されたこの城は織田信長の配下にあった羽柴秀吉によって築かれたもので、その当時中国地方を支配していた毛利氏への対抗から大規模な城郭となった。後の1600年、池田輝政の手に渡った際には約15倍もの規模への拡張工事が施され、今も残る数々の天守が建てられたのもその時である。これは西の外様大名による徳川氏への反乱の際、それを迎え撃つ目的があった。

彩られ続けるシラサギ

多数の水堀、門、狭間の入り組んだ構造で、本格的な侵攻に備え強固な防護を誇った姫路城。その風貌から白鷺城とも形容されたその城は、度々の修繕によりその姿を今も保っている。現在も天守の復元や壁画の復元といった作業が続けられているが、内部の見学も可能になっている。