日本の城を学ぶ
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日本の対照的な城

日本には数々の城が現存している。その中には伝統的な構造を持ち国宝として指定されているような城や、海外諸国からの影響を強く受け、全く異なったコンセプトやデザインを持った独特のスタイルを持ち合わせたものも存在しているのだ。

2度の増築を経た松本城

国の史跡として登録されている松本城は信州の真ん中、長野県松本市に立つ城だ。1592年に築かれたこの城はその当初、徳川から豊臣に寝返った大名である石川数正…

質素だが、実用性と美しさを兼ね備えた松江城

山陰地方で唯一天守の残る松江城は、様々な技法が各所に光る城であると言える。実質上、五重構造である天守には、全国でも数例しかない地下井戸が置かれ、籠城に備…

和中折衷の首里城

日本11番目の世界遺産に指定されているのが、沖縄那覇市にある首里城だ。14世紀ごろに建てられたとされるその城は琉球語ではグスクと呼ばれ、かつての琉球王国の…

西欧の城塞都市に着想を得て設計された五稜郭

古くから蝦夷地における倭人との貿易港として栄えた北海道の函館。幕末のペリー来航を境に国際港としての面を見せたこの地に、1857年から建設が開始されたのが五…